園長の挨拶

 

 園庭のプランターには可愛らしいチューリップが植わっています。
 杉山第三学園の副園長先生より球根を頂き、ぱんだ組さんが植えてくれました。
 毎日お水をやってくれたり、大きくなったかな?と、やしろ保育園のみんなでチューリップの生長を楽しみにしています。ひよこ組さんは、プランターの前に来ると、♪さいた~さいた~チューリップのはなが…と、嬉しそうに歌ったり『園長先生、これは赤いお花が咲くよ』と、指をさしながら教えてくれる微笑ましい姿もあったり、年長さんは、園庭の桜の木の蕾を玄関から眺めながら『園長先生、お外の桜咲いたかな?一緒に見に行こう!』とお誘いもあります。こんな子どもたちの姿から春の訪れを感じます。園庭での出来事をよく知っている事は、園庭が子どもたちにとって大切な生活の場になっている事、そしてその園庭の小さな変化に気づく事は様々な事に興味や関心を持って生活を送っている事。こんな素敵な子どもたちも、本日年長さんは卒園式、在園児のお友だちは令和4年度の修了式を迎えることが出来ました。

 一年前を思い起こすと、とてもあどけなかった子どもたちですが、今、大きく成長した姿は頼もしく、また誇らしげに思います。みんなで楽しんで、笑って、泣いて、喧嘩して、そして仲直りをした、様々な姿が思い浮かびます。そんな子どもたちから、私たちは、多くの事を学びました。これもひとえに保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と職員一同、心より感謝申し上げます。
 今年度もコロナウイルス感染予防のため、思ったような一年が送れない中で、保護者の皆様をはじめ子どもたちには残念な思いも沢山あったと思います。しかし、そんな限られた環境の中で、精一杯楽しむ事を子どもたちは私たちに教えてくれた一年でもありました。これからもやしろ保育園の子どもたちには置かれた環境の中で様々な事に興味関心を持ち、沢山の気づきや創造力を培っていける子どもたちであって欲しいなと願います。
 新年度を迎えるにあたり、「自ら生き生きと活動する、心ゆたかなやさしい子」を育成することを目標に、子どもたちが喜んで通園してくれるような楽しい園づくりと、保護者の皆様が安心してお子様を預けていただけるような園を目指し、決意を新たにしております。引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。